協会情報
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ご挨拶
一般社団法人日本水道運営管理協会(水管協)は、水道施設の設計・施工・管理・運営に関する高い技術力と確固たる財務基盤を有する企業が参集して2003年(平成15年)に「水道O&M研究会」として発足し、水道事業に民間活力を導入するための活動を展開して参りました。2011年(平成23年)6月に「一般社団法人水道運営管理協会」として再スタートし、組織を充実して活動の強化を図りました。
水道の運転・維持管理業界唯一の民間団体として、国等行政と民間及び水道事業体と民間の連携、すなわち官民・公民連携のあり方について研究するとともに、技術の改善・向上に関わる調査研究、危機管理対策に関わる調査研究、技術継承と人材確保・育成などに取り組んでいます。2017年(平成29年)6月からは、国内の民間委託における当協会会員のシェアから名実ともに日本を代表する団体として協会名称を「一般社団法人日本水道運営管理協会」に変更いたしました。
日本の水道は普及率がほぼ100%を達成する一方、高度経済成長期に多く建設された施設の老朽化対策や施設の耐震化対策強化等の課題に対処するため、事業経営の効率化が強く求められております。また、技術の継承、人材育成も課題となっております。加えて東日本大震災をはじめとする大規模地震や、ゲリラ豪雨等による大規模且つ広域的な風水災害、2020年は新型コロナウイルス感染症の世界的な流行等、未曾有の災害の発生リスクが高まっています。
わが国水道の基本理念「清浄、豊富、低廉」を具現化してきたのは、人と技術であります。日本の水道がこの理念通り世界最高水準であり続けるために、官民・公民が強く連携していくことが求められます。日本水道運営管理協会は運営管理業務と協会内の研鑽を通じて人材の育成と技術の向上に努めるとともに、災害対策等水道事業の抱える諸課題の解決に向けて関係機関とより一層の連携を図り、水道事業の発展に寄与して参ります。今後とも一層のご指導とご協力を賜りますよう御願い申し上げます。